
「冷凍おせちをお取り寄せしたいけど、1度冷凍した料理はおいしくないイメージが…。実際どうなの?」
そんな心配をしているそこのあなた、その気持ちすごくわかります!
1度冷凍した料理や食材は、味が落ち、日が経つにつれて品質が下がるイメージですよね。料理人のぼくですら、冷凍料理にはそういったイメージを持っています。
おせち料理は1年に1度しか食べない特別な料理です。そんなハレの日の料理選びには絶対に失敗したくありませんし、せっかくなら豪華でおいしいおせちが食べたいですよね。
今や、おせちはネットでお取り寄せできる時代になりました。海鮮がふんだんに使われた豪華なおせちや、食品添加物不使用で作られた健康的なおせち。様々な種類のおせちを自分の目で見て選ぶことが可能です。
しかし、多くのお取り寄せおせちが、まさに《冷凍》された状態での販売をしています。
「冷凍のみの販売か…」なんてガックリしたあなたに朗報です!
今回は、板前として日本料理屋で6年働いたぼくが、冷凍おせちを実際に食べて徹底検証してみました。
この記事では、実際に食べてみたおせち料理のレビュー、冷凍おせちのおいしさの秘密、冷凍おせちをより一層ご家庭でおいしくいただくポイントを紹介していきます。
先に結論から言っておきます。
…冷凍おせちは生のおせちに負けないくらいおいしい!!!
ぼくも正直なめてました。冷凍のおせち、おいしいです。びっくりしました。
もくじ
冷凍おせちは実際のところ、おいしい?まずい?
今回は博多久松さんのおためしおせちをお取り寄せして、冷凍おせちのおいしさを徹底検証してみました。
結論から言いますと、冷凍おせちは生のおせちに負けないくらいおいしい!ぼくは、飲食業界に7年ほどいますので味覚にはそれなりに自信があります。
でもですね、お恥かしい限りなのですが、素直に「え、これ冷凍なの?嘘でしょ?」そんな驚きの連続でした。笑
このおためしおせちには、お肉やお魚、野菜、練り物、全18種類のおせち料理が詰まっていました。では早速、料理別に詳しくレビューしていきます!
◎冷凍おせちはどこのサイトから買えるの?という疑問をお持ちの方は、ぜひこちらの2019年人気おせちがお取り寄せできるオススメ通販サイト7選【料理人のぼくが厳選】にて、わかりやすくまとめてありますので覗いてみてください。
冷凍おせちはおいしい!全18品をメニュー別に料理人がレビューしてみた

今回の博多久松さんのおためしおせちには全18品がぎっしり詰まっていました。
・有頭海老
・小鯛の西京焼き
・子持ちいか
・海老入り焼蒲鉾
・海の香蒲鉾
・合鴨パストラミ
・ホエー豚の角煮
・黒糖ローストポーク
・鶏つくね照り焼き
・手まり湯葉
・伊達巻
・椎茸山椒煮
・栗甘露煮
・やわらか干しとまと
・黒豆蜜煮
・黒糖胡麻胡桃
・金団
・白花豆蜜煮
これだけ入ってお試し価格ということで500円という驚きの安さ!でも、別途で送料がかかりまして、送料に1000円近く取られました。笑(品物より高い…)
お次は、ある程度料理のカテゴリー別に分けてレビューしていきます!
黒糖胡麻胡桃とやわらか干しとまと

まずこのクルミに驚かされました。そもそも冷凍から解凍したクルミを食べたことがある人は少ないと思うのですが、クルミ特有のサクサク感は失われるイメージがありますよね?
でも、このクルミ、びっくりするくらいサクサクでした。笑
やわらか干しとまとは、これまた食感がもっちりしていて、まさにドライしたての食感。とまとの凝縮された旨味も感じることができました。
栗の甘露煮と金団

これは、いわばみんな大好き栗金団です。金団はサツマイモで作られた餡のこと。
家庭で芋類を冷凍すると、どうしても食感が損なわれてパサつくイメージが…。
でも、この栗の甘露煮と金団は、しっとりとした食感を保ちつつ濃厚な味わいが確かに残っている1品でした。
黒豆蜜煮と白花豆蜜煮

このお豆さんたちの注目して欲しいポイントは、全てお豆の形がまんまるだということ。
冷凍のお取り寄せおせちというものは、大量に注文が入るので、どうしても大量調理になります。そんな中、たくさんのお豆を煮るという作業は非常に難しいものです。
それなのに、今回お取り寄せした博多久松では原料のお豆の大きさや皮破れがないか選りすぐりをしているそう。脱帽です。
実際に食べてみると、黒豆も白花豆にも優しい甘さがあり、食感もものすごくしっとりしていて驚きました。
伊達巻と海老入り焼き蒲鉾

伊達巻は食べる前から、ぼくの中でものすごくハードルが高いものでした。というのも、ぼくの家では毎年スーパーでちょっと高めの伊達巻を買って食べています。個人的にも大好きなおせち料理のひとつです。
これまた水っぽいパサついた感じなのだろうとバカにしていたのですが、、、あれ?おいしい。
スーパーで売られている冷蔵の伊達巻となんら変わりない食感・おいしさにびっくりしました。
有頭海老

色鮮やかでおせちを豪華に見立ててくれる有頭海老。
水っぽさもなく、特に言うことはないかなあという感じ。
手まり湯葉と子持ちいかと海の香蒲鉾

手まり湯葉ですが、これは作りたてなのか?というレベルでしっとりしていてお出汁を丁寧にふくませている1品。
小さな子持ちいかの中には、魚卵がぎっしり詰まっていてプチプチした食感が楽しめました。
あい鴨パストラミと黒糖ローストポーク

この2品は今回の18品目の中で残念だったかなーといった印象です。
何が残念だったかと言うと、冷凍から解凍したもの特有のパサパサ感を感じました。と言っても、これらのおせちは何を隠そう、冷凍から解凍した料理なので当たり前のことです。笑
けっしてまずいなんてことはないんですけど、他の料理のクオリティが高いがゆえに比較してしまうと…といった感じですね。
鶏つくね照焼と椎茸山椒煮とホエー豚角煮

最後はお肉類の煮物料理。
豚の角煮、鶏のつくね照焼ともに味付けが抜群においしく、一晩冷蔵庫で寝かしてじっくりと味を染み込ませたような料理のクオリティでした。
冷凍おせちがおいしいヒミツ
料理人のぼくが冷凍おせちを食べてみて感じたことは、『食感が冷凍とは思えない』『絶妙な味付け加減』ということ。
そこで冷凍おせちを製造している各社のホームページを見て、冷凍おせちがおいしい秘密を探って見ました。すると、共通して「冷凍技術」というキーワードが浮き彫りになりました。
食品を冷凍するにあたって、品質がグッと落ちる温度帯があります。その温度帯を急速に通過することで、食品の品質低下を防いでいます。
けっして家庭用冷蔵庫では、再現できない技術によって、ご家庭でもおいしく冷凍おせちが食べられるようになるのです。
もちろん、原材料は国産にこだわっているだとか、合成着色料や添加物を使わないだとか、他にも細部のこだわりがたくさん。
その中でも、冷凍おせちがおいしく家庭で食べれるようになったのは、飛躍的な冷凍技術の進化のおかげだと言えます。
実は、冷凍保存ができるようになることで味付けにも良い影響を与えるんです。
料理を長持ちさせようと思ったら、どうしても味付けは濃くする必要があります。なぜかと言うと、濃い味の方が日持ちするから。
ですが、この冷凍技術のおかげで、賞味期限をコントロールできるようになります。
冷凍おせちの味わいが繊細でちょうど良い味付けなのも納得です。
まとめ:冷凍おせちは飛躍的な冷凍技術の進化のおかげでおいしい!

冷凍技術の進化は、冷凍おせちをおいしく家庭で食べられるようにした立役者ですね。
冷凍おせちを頼むメリットのひとつとして、すでに見栄え良く盛り付けられているということも大きいと思います。
どの冷凍おせちも、綺麗に盛り付けられた重箱に入ったおせちを12時間〜24時間ほど冷蔵庫に移し入れるだけで解凍OK。
あとは、そのまま食卓にドカンと置くだけで豪華な元旦のスタート。
料理は見た目からとはよく言ったものです。元旦にはやることが多くて、スーパーで買ってきたおせちを切り分けて、綺麗に盛り付けるなんてことはやってられませんよね。
でも、元旦にしか食べない年に1度のおせち料理。
味もおいしく、豪華な見栄えをした冷凍おせちをぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
2019年人気おせちがお取り寄せできるオススメ通販サイト7選【料理人のぼくが厳選】にて、わかりやすくまとめてありますので覗いてみてください。
It’s appropriate time to make some plans for the future and it’s time to be happy. I’ve read this post and if I could I want to suggest you some interesting things or suggestions. Perhaps you can write next articles referring to this article. I desire to read more things about it!